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Swift Island Lab
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目覚まし時計と空気清浄機のような機器、観葉植物が並んだ棚
換気のタイミングを数値で考えるための基礎知識(写真はイメージです)

室内CO2濃度と認知パフォーマンスの関係

執筆:
Swift Island Lab
記事
空気質
日付

窓を閉め切った部屋で長時間作業していると、なんとなく頭が重くなる感覚を覚えたことはないでしょうか。この感覚には、室内のCO2濃度が関係している可能性があります。空気質と認知機能の関係について、研究データをもとに整理します。

CO2濃度と認知機能の研究

米国のLawrence Berkeley National Laboratoryなどの研究チームが2012年に発表した実験研究では、室内のCO2濃度が1000ppm程度に上がると意思決定課題の成績が下がる傾向が、2500ppm程度ではさらに大きな低下が報告されました。屋外の大気中のCO2濃度は420ppm前後ですが、換気が不十分な室内ではこれが急速に上昇します。

日本の住宅は気密性が高い傾向があり、特に冬場に窓を閉め切って人数が多いと、部屋の広さや人数によっては、短時間でCO2濃度が1000ppmを超えることがあります。建築基準法では、シックハウス対策として居室の換気回数を0.5回/時以上とすることが定められています。

空気質モニターの選び方

CO2濃度を測定するセンサーには、NDIR(非分散型赤外線)方式と電気化学式があります。精度の面でNDIR方式がよく選ばれており、この方式を採用した製品が多く見られます。購入前に確認すべき点は、測定範囲(400〜5000ppm以上)、精度(±50ppm以下)、校正機能の有無の3点です。

価格帯は幅広く、価格だけでは精度を判断できません。測定方式と仕様表示(測定範囲・精度・校正)を確認して選びます。CO2だけでなく、温度・湿度・PM2.5を同時に測定できる複合センサー型が、日常使いには便利です。

換気の実践的なタイミング

一例として、90分に一度、5分ほど窓を開けるというリズムがあります。ポモドーロ・テクニック(25分作業・5分休憩)の延長として取り入れやすい方法ですが、実際に濃度がどう変わるかは、部屋の広さ、人数、窓の位置によって大きく異なります。まずはモニターで、自分の部屋での変化を確かめてください。

モニターの数値が900ppmに近づいたら換気のサイン、と一つの目安を決めておくと、感覚に頼らず行動できます。数値を見て行動するという習慣が、換気を「忘れがちなこと」から「当たり前のこと」に変えてくれます。

空気質の管理は、特別な努力を必要としません。モニターを置いて数値を見る習慣をつけるだけで、換気のタイミングが自然に変わっていきます。

※この記事は一般的な情報提供です。CO2モニターの数値は換気の目安であり、健康状態を判断するものではなく、安全装置の代わりにもなりません。暖房器具を使っている部屋で頭痛・めまい・吐き気が出た場合は、すぐに換気して屋外に出て、必要に応じて医療機関や消防に連絡してください。

#空気質 #CO2 #認知機能 #換気 #在宅ワーク

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