
デスク照明の色温度が集中力に与える影響
- 執筆:
- Swift Island Lab
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在宅ワークが定着した今、デスク周りの照明環境を見直す方が増えています。電球色(2700K前後)と昼光色(5000〜6500K前後)のどちらが良いのか、という疑問が出てきます。答えは「時間帯による」というものですが、その理由を光生物学の観点から整理します。
色温度とは何か
色温度はケルビン(K)という単位で表され、数値が低いほど赤みがかった暖かい光、高いほど青みがかった白い光になります。太陽光は時間帯によって色温度が変化し、朝は5000〜6000K、昼間は6500K前後、夕方は2000〜3000Kになります。
人間の概日リズムは、こうした太陽光の変化を手がかりに調整されていると考えられています。照明の色温度を時間帯に合わせると、体内時計への影響を小さくしやすいとされています。
午前中は高色温度、夕方以降は低色温度
午前中から昼間の作業には、5000〜6500Kの昼光色照明が適しています。この色温度帯の光は、覚醒レベルを高めやすいとされています。集中力が必要な作業が多い時間帯に向く、という考え方です。
一方、17時以降は2700〜3000Kの電球色照明に切り替えることをおすすめします。夕方以降に高色温度の光を浴び続けると、メラトニンの分泌が抑えられ、寝つきが遅れる場合があります。照明の切り替えは、睡眠とも関わっています。
眼精疲労と照明の関係
眼精疲労は、照明の色温度よりも輝度(明るさ)とグレア(まぶしさ)の影響を強く受けます。デスク上の照度は、JIS Z 9110などの照明基準で、事務作業向けにおおむね500〜750ルクスの範囲が示されています(部屋の用途や年齢によって適した明るさは異なります)。
モニターと周囲の明るさの差が大きいと、目が明暗に順応するために余分なエネルギーを使い、疲れやすくなります。デスクライトはモニターの横か後方に置き、画面に直接光が当たらないよう配置することが基本です。
照明の見直しは、デスク環境の中でも比較的取り組みやすい選択肢のひとつです。まず今使っている照明の色温度を確認することから始めてみてください。
※この記事は一般的な情報提供であり、眼の病気や頭痛などの診断・治療に代わるものではありません。眼の痛みやかすみ、頭痛が続く場合は、眼科などの医療機関にご相談ください。照度は部屋の状況や機器によって変わるため、数値は目安としてお読みください。
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